パヴィアの戦い
1525年 · ヨーロッパ 重量
フランス軍 — 帝国軍 · 13ターン · 駒 84
ブリーフィング
名誉と命のほかは、すべてを失いました
――フランソワ1世が母ルイーズ・ド・サヴォワに宛てた手紙(捕らわれた後に)
ロンバルディア、パヴィア。前年の秋からフランソワ1世はこの町を囲み、町の北に広がるヴィスコンティ家の猟園(ミラベッロ)に陣を置いている。猟園は長い壁に囲まれ、中は林と草地である。救援に来た帝国軍は壁の東の外に陣を張って睨み合ってきた。
1525年2月23日の夜、帝国軍は陣の天幕に火を放ち、壁沿いに北へ回って、サン・ジェネージオの近くで壁を破った(ポルタ・ペスカリーナ)。24日の朝5時、ヴァスト侯の火縄銃兵3,000がもう猟園の中にいて、ミラベッロ城へ向かっている。フルンツベルクのランツクネヒトが突破口を抜け、ラノワの騎兵とペスカーラのスペイン歩兵は西の林を回っている。霧が出ている。
【フランス軍の勝ち方】一度に動かせるのは12駒。拠点はミラベッロ(20点)・王の陣(10)・町の北の包囲線(10)を持って始まり、帝国軍のパヴィア(30)と突破口(10)を取れば点差が開く。猟園の東の壁は越えられず、開いているのは突破口だけである。王フランソワ1世(Francis I)はサドンデスで、討たれるか捕らわれれば帝国軍の勝ち。西のアランソン公の後衛は待機部隊で、自分からは動かない(攻められれば動く)。勝利線は+1。フランス軍から見た点差が+1を上回れば、史実よりよく戦ったことになる。
【帝国軍の勝ち方】一度に動かせるのは14駒。猟園に入った火縄銃兵と騎兵、突破口のランツクネヒトで王の陣を衝く。パヴィアの守備隊(レイバ)は待機部隊で、T8に町から打って出る。
【指揮官】フランス:フランソワ1世(Francis I)/ボニヴェ提督(Bonnivet)・ラ・パリス元帥(La Palice)・ラ・トレモイユ(La Tremoille)・レスキュン元帥(Lescun)・王の叔父ルネ・ド・サヴォワ(Rene)=いずれも討死/ナバラ王アンリ(Navarre)=捕虜/スイス兵を率いたフルランジュ(Flourange・ロベール・ド・ラ・マルク)=捕虜/黒隊のロレーヌ公フランソワ(Lorraine)と最後のヨーク家リチャード・ド・ラ・ポール(de la Pole)=討死/包囲線のモンモランシー(Montmorency)=捕虜/後衛のアランソン公(Alencon)。
帝国軍:副王ラノワ(Lannoy)/ペスカーラ侯フェルナンド・ダヴァロス(Pescara)/ヴァスト侯アルフォンソ・ダヴァロス(Vasto)/フルンツベルク(Frundsberg)/フランスを離れた元大元帥ブルボン公(Bourbon)/ザルム伯(Salm)/王の馬を倒したと伝えるエルコラーニ(Hercolani)/パヴィアの守備隊長アントニオ・デ・レイバ(Leyva)。
【この盤で試せる判断】
・(仏)王の憲兵で突破口から入った騎兵へ突撃するか。突撃すれば、自軍の砲の射線を塞ぎ、歩兵から離れる。
・(仏)包囲線のスイス兵を猟園へ回すか。回せば、T8に打って出るパヴィアの守備隊の前が空く。
・(帝国)林の縁で火縄銃兵に待たせるか、王の陣へまっすぐ進むか。
【結末】7時40分、王は憲兵を率いてラノワの騎兵に突撃して蹴散らしたが、その突撃で自軍の砲は撃てなくなり、王は歩兵から離れた。ペスカーラは森の縁にスペイン兵を並べて救援を呼び、8時には火縄銃兵とランツクネヒトが四方から王の憲兵を囲んだ。林で身動きのとれない憲兵は次々に討たれ、黒隊はフルンツベルクのランツクネヒトに囲まれて全滅した。王は馬を倒され、顔と手を傷つけて地に落ち、王と知らぬ兵に捕らえられた。副王ラノワが来ると王は名乗り、ラノワは手に口づけして皇帝の名で受け取ったという。そのあいだにレイバは町から打って出て包囲線のスイス兵を破り、アランソン公の後衛は戦わずにミラノへ退いた。9時に戦いは終わった。王はスペインへ送られ、翌年のマドリード条約でミラノとブルゴーニュをあきらめると誓ったが、放たれるとすぐにその誓いを破った。
夜のうちに、壁が破られた
霧の朝、林に火縄銃が並んだ
王の騎士は、自分の砲の前を駆けた
林の中で、騎士は向きを変えられなかった
王は、王と知らぬ兵に捕らえられた
残ったのは、名誉と命だけだった
両軍の数はおよそ2万6千と2万8千(守備隊6千を含む)。王の陣とミラベッロの位置、壁の突破口の位置は伝わる地名に拠った。王が捕らわれた場所はレペンティータ農家と伝えられる。捕らえた者の名は諸説あり、皇帝自身も幾人もを讃えている。
1ヘクス=300m、1ターン=20分、1CS≒600名。T1=2月24日05:00、T13=09:00。
地図
パヴィア
ミラノ
ローディ(帝国軍が退いた所)
ティチーノ川
ポー川
→ アルプス・フランス
ジェノヴァ
フランソワ1世の進軍(1524年10月)
帝国軍の救援
パヴィア
ヴィスコンティの猟園
猟園の壁
壁の突破口(夜)
ミラベッロ城
王の陣・憲兵
守備隊(レイバ)
帝国軍の陣
アランソン公の後衛
火縄銃兵