合戦候補集

ローマ(古代)

ピュロス戦争 BC280 〜 BC275

ヘラクレアの戦い

SP-15 · BC280年 · ローマ人が初めて象を見る

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(エペイロス 26 ・ ローマ 28)
歴史的概要
七度押し合っても決まらず、最後にピュロスが象を出すとローマ騎兵の馬が怯えて崩れた。勝ったピュロスの損害も重く、「この上もう一度勝ったら私は破滅する」の言葉の始まり。
主な武将
エペイロス: ピュロス、メガクレス(王の鎧を着て身代わりに討死)、キネアス(外交官)/ローマ: プブリウス・ウァレリウス・ラエウィヌス、ガイウス・ミヌキウス、オブシディウス(象に突っ込む騎兵)
史料
プルタルコス『ピュロス伝』、ディオニュシオス・ハリカルナッソス19巻、リウィウス『要約』13

アスクルムの戦い

SP-16 · BC279年 · 二日かけて勝ち、勝ちすぎて負ける

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 58(エペイロス 28 ・ ローマ 30)
歴史的概要
初日は川と木立でローマが有利、二日目にピュロスが平地へ場所を移して象を使い押し切った。だが将校を失い、「ピュロスの勝利」という語がここで生まれる。
主な武将
エペイロス: ピュロス(腕に負傷)、象隊、タレントゥム・サムニウム・ルカニアの同盟軍/ローマ: プブリウス・デキウス・ムス(4代目)、ガイウス・ファブリキウス、対象兵器を積んだ荷車
史料
プルタルコス『ピュロス伝』、ディオニュシオス20巻、カッシウス・ディオ

ベネウェントゥムの戦い

SP-17 · BC275年 · 夜行軍で道に迷い、朝に間に合わない

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 48(ローマ 26 ・ エペイロス 22)
歴史的概要
ピュロスは夜のうちに山を越えて奇襲するつもりだったが、道に迷って夜明けに丸見えの斜面に出てしまった。象は逆走し、イタリアから引き上げることになる。
主な武将
ローマ: マニウス・クリウス・デンタトゥス、ルキウス・コルネリウス・レントゥルス/エペイロス: ピュロス、道に迷う夜行軍の分隊、象隊(逆走する)
史料
プルタルコス『ピュロス伝』、ディオニュシオス20巻

第一次ポエニ戦争 BC255

バグラダス河の戦い

PU-1 · BC255年 · 傭兵隊長が一日で戦争をひっくり返す

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 30(カルタゴ 14 ・ ローマ 16)
歴史的概要
アフリカへ渡って勝ち続けていたローマの執政官レグルスに対し、カルタゴが雇ったスパルタ人クサンティッポスが、象を正面に、騎兵を両翼に置き直しただけで完勝した。レグルスは捕虜になる。
主な武将
カルタゴ軍: クサンティッポス(スパルタ人傭兵・戦後すぐ姿を消す)、ハスドルバル、ボスタル/ローマ軍: マルクス・アティリウス・レグルス(執政官・捕虜)、その副官2名

第二次ポエニ戦争 BC218 〜 BC202

トレビア川の戦い

PU-2 · BC218年 · 朝飯前に冷たい川を渡らされる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(カルタゴ 26 ・ ローマ 28)
歴史的概要
ハンニバルは軽騎兵で挑発してローマ軍を宿営から引きずり出し、朝飯も食わずに冬の川を渡らせた。凍えた軍団が渡り切ったところで、川床に伏せていたマゴの伏兵が背後から出る。
主な武将
カルタゴ軍: ハンニバル、マゴ(川床に伏せる伏兵)、ハンノ、ヌミディア軽騎兵隊/ローマ軍: ティベリウス・センプロニウス・ロングス(執政官・挑発に乗る)、プブリウス・スキピオ(負傷・慎重論)

ティキヌス川の戦い

SP-18 · BC218年 · 息子が父を救い出す

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 38(カルタゴ 20 ・ ローマ 18)
歴史的概要
イタリアに入ったハンニバルとローマの最初の接触。騎兵同士の遭遇戦で、負傷した執政官スキピオを17歳の息子(のちの大スキピオ)が助け出したと伝えられる。
主な武将
カルタゴ: ハンニバル、マハルバル、ヌミディア騎兵/ローマ: プブリウス・コルネリウス・スキピオ(負傷)、若きスキピオ(のちのアフリカヌス)、ガリア騎兵(のちに寝返る)
史料
ポリュビオス3巻、リウィウス21巻

トラシメヌス湖畔の戦い

PU-3 · BC217年 · 隘路そのものが罠

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 50(カルタゴ 24 ・ ローマ 26)
歴史的概要
湖と丘に挟まれた幅のない道へローマ軍が朝霧の中で入り込み、丘の上から全長にわたって同時に襲われた。執政官フラミニウスは戦死。3時間で1万5千が死んだ、戦史上最大の待ち伏せ。
主な武将
カルタゴ軍: ハンニバル、ドゥカリオ(フラミニウスを討つガリア騎兵)、マハルバル、ガリア諸部族長/ローマ軍: ガイウス・フラミニウス(執政官・討死)、6千の前衛(唯一突破に成功)

ゲロニウムの戦い

SP-19 · BC217年 · 遅れて来た同僚が味方を救う

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 52(ローマ 28 ・ カルタゴ 24)
歴史的概要
「ぐずぐず屋」ファビウスの慎重策に逆らって騎兵長官ミヌキウスが独断で出撃し、囲まれかけた。ファビウスが遅れて到着して救い出し、ミヌキウスは指揮権を返上する。
主な武将
ローマ: クィントゥス・ファビウス・マクシムス(遅れて来る)、マルクス・ミヌキウス・ルフス(突出する)/カルタゴ: ハンニバル、ヌミディア騎兵、伏兵
史料
ポリュビオス3巻、リウィウス22巻、プルタルコス『ファビウス伝』

カンナエの戦い

E-2 · BC216年

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 62(ローマ 34 ・ カルタゴ 28)
歴史的概要
ハンニバル軍が中央歩兵を「後退(DR)」させながら敵を吸い込み、両翼騎兵で退路を遮断。
主な武将
- カルタゴ軍: ハンニバル(総指揮・天才的包囲陣)、マハルバル(騎兵指揮)、ハスドルバル(弟・左翼騎兵) - ローマ軍: ルキウス・アエミリウス・パウッルス(執政官・討死)、ガイウス・テレンティウス・ウァロ(執政官・逃亡)、ゲミヌス(副将・討死)

第一次ヘルドニアの戦い

SP-20 · BC212年 · 同じ場所で二度、同じ負け方をする

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 46(カルタゴ 22 ・ ローマ 24)
歴史的概要
ハンニバルは森に騎兵を隠してローマ軍の背後へ回らせ、正面と背後から同時に当たった。二年後の同じ町でローマはもう一度同じ手でやられる。
主な武将
カルタゴ: ハンニバル、ヌミディア騎兵(迂回)/ローマ: グナエウス・フルウィウス・フラックス(逃走)、軍団兵
史料
リウィウス25巻・27巻、アッピアノス

バエクラの戦い

PU-4 · BC208年 · 若いスキピオが台地を両側から登る

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(ローマ 28 ・ カルタゴ 26)
歴史的概要
ハスドルバル・バルカが台地の上に陣取ったのに対し、スキピオは軽装兵で正面を釘付けにし、自分は両翼から斜面を登った。ハスドルバルは軍の中核と象と金を連れて北へ抜け、イタリアへ向かう。
主な武将
ローマ軍: プブリウス・コルネリウス・スキピオ(のちのアフリカヌス)、ガイウス・ラエリウス(左翼)、マルキウス(右翼)/カルタゴ軍: ハスドルバル・バルカ(軍を保ったまま離脱=これが次の戦につながる)、マゴ、ヌミディア王子マシニッサ(この時は敵)

メタウルスの戦い

PU-5 · BC207年 · 執政官が夜通し歩いて別の戦場に現れる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 56(ローマ 30 ・ カルタゴ 26)
歴史的概要
南でハンニバルと睨み合っていた執政官ネロが、弟ハスドルバルの手紙を捕らえ、精鋭7千を抜いて7日で北イタリアへ駆けた。到着を悟られぬまま同僚の陣に紛れ込み、翌日、自軍の背後を回って敵の左翼を突く。ハスドルバルは討死し、その首はハンニバルの陣へ投げ込まれた。
主な武将
ローマ軍: ガイウス・クラウディウス・ネロ(強行軍=時限増援そのもの)、マルクス・リウィウス・サリナトル(同僚執政官)、ポルキウス・リキニウス/カルタゴ軍: ハスドルバル・バルカ(討死)、ガリア傭兵(酔って寝ていたと伝わる)

グルメントゥムの戦い

SP-21 · BC207年 · 丘の裏に隠れて、出てくる所を叩く

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 44(ローマ 24 ・ カルタゴ 20)
歴史的概要
クラウディウス・ネロは丘の裏に5個の分隊を伏せ、ハンニバルが陣から出てきたところで背後から出した。ハンニバル相手にローマが伏兵で勝った数少ない例。
主な武将
ローマ: ガイウス・クラウディウス・ネロ(このあと夜通し歩いてメタウルスへ向かう)/カルタゴ: ハンニバル、ブルッティウム兵
史料
リウィウス27巻

イリパの戦い

PU-6 · BC206年 · 陣形を入れ替えるという発明

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 62(ローマ 30 ・ カルタゴ 32)
歴史的概要
数日続けて同じ配置(中央にローマ兵、両翼に同盟軍)で対峙して敵に覚えさせたうえで、決戦の朝だけ左右を入れ替え、朝飯前に前進した。両翼の精鋭が敵の弱い両翼を包み、中央はわざとゆっくり歩く。
主な武将
ローマ軍: スキピオ・アフリカヌス、ガイウス・ラエリウス(左翼)、マルキウス(右翼)、マシニッサ(今度は味方)/カルタゴ軍: ハスドルバル・ギスコ、マゴ・バルカ、マシニッサの旧同僚諸部族

ザマの戦い

E-3 · BC202年

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(ローマ 26 ・ カルタゴ 28)
歴史的概要
大スキピオ vs ハンニバル。戦象の縦隊受け流しとヌミディア騎兵(時限増援)。
主な武将
- ローマ・ヌミディア軍: スキピオ・アフリカヌス(総指揮)、マシニッサ(ヌミディア王・騎兵)、ガイウス・レリウス(左翼騎兵) - カルタゴ軍: ハンニバル(総指揮)、テュクセウス(騎兵)

ローマの東方進出 BC197 〜 BC53

キュノスケファライの戦い

P-4 · BC197年

規模
中量 m(〜45分)/ 9ターン / 駒 52(ローマ 26 ・ マケドニア 26)
歴史的概要
ファランクス歩兵スタックの側面にできた1ヘクスの隙間へローマ小隊がZOC割り込み。
主な武将
- ローマ軍: ティトゥス・クィンクティウス・フラミニヌス(総指揮)、アエリウス・トゥベロ(副将) - マケドニア軍: ピリッポス5世(総指揮・逃亡)、アタナゴラス(右翼騎兵)

マグネシアの戦い

P-3 · BC190年

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 64(ローマ・ペルガモン連合 30 ・ セレウコス 34)
歴史的概要
開けた平地でファランクスとローマ・レギオンが衝突。鎌戦車のパニック後退(DR)。
主な武将
- ローマ・ペルガモン軍: ルキウス・コルネリウス・スキピオ(総指揮)、エウメネス2世(ペルガモン王・騎兵) - セレウコス軍: アンティオコス3世(大王)、ハンニバル(軍事顧問として在席)

ピュドナの戦い

SP-22 · BC168年 · 平らでない地面がファランクスを割る

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 60(ローマ 30 ・ マケドニア 30)
歴史的概要
マケドニアの長槍密集は平地では無敵だったが、押し進むうちに地面の起伏で隊列に隙間ができ、ローマの中隊がその隙間へ入り込んで内側から崩した。ファランクスの時代がこの日に終わる。
主な武将
ローマ: ルキウス・アエミリウス・パウルス、プブリウス・スキピオ・ナシカ(迂回隊)、小スキピオ(若年で従軍)/マケドニア: ペルセウス(逃走)、ニカノル、白盾隊・青銅盾隊
史料
プルタルコス『アエミリウス・パウルス伝』、リウィウス44巻、ポリュビオス29巻(断片)

カッライの戦い

P-2 · BC53年

規模
軽量 l(〜20分)/ 10ターン / 駒 44(ローマ 24 ・ パルティア 20)
歴史的概要
パルティア弓騎兵がアウトレンジから遠距離攻撃。逃げ場のないローマ歩兵スタックがZOC包囲。
主な武将
- パルティア軍: スレナス将軍(総指揮) - ローマ軍: マルクス・リキニウス・クラッスス(三頭政治・討死)、プブリウス・クラッスス(息子・討死)

ユグルタ戦争とキンブリ・テウトニ戦争 BC109 〜 BC101

ムトゥル川の戦い

SP-23 · BC109年 · 水のない丘で、横に長く伸びた行軍を襲う

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 48(ローマ 24 ・ ヌミディア 24)
歴史的概要
ユグルタは水場へ向かって行軍するローマ軍の横腹を、丘の上から待ち伏せた。ローマは行軍隊形のまま戦うことになり、方陣を作り直すまで削られ続ける。
主な武将
ローマ: クィントゥス・カエキリウス・メテッルス、ガイウス・マリウス(副将)、プブリウス・ルティリウス・ルフス/ヌミディア: ユグルタ、ボミルカル、軽騎兵
史料
サッルスティウス『ユグルタ戦争』

アクアエ・セクスティアエの戦い

SP-24 · BC102年 · 谷へ降りた所を、隠れた分隊が背後から

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 56(ローマ 26 ・ テウトニ 30)
歴史的概要
マリウスは丘の上に陣取って挑発に乗らず、テウトニが登ってくるのを待った。戦いの最中に隠しておいた3000人が背後の森から出て、テウトニ軍は挟まれた。
主な武将
ローマ: ガイウス・マリウス、マルケッルス(伏兵隊)、スッラ(騎兵)/テウトニ: テウトボドゥス(捕虜)、アンブロネス族
史料
プルタルコス『マリウス伝』、リウィウス『要約』68

ウェルケラエの戦い

SP-25 · BC101年 · 鎖でつないだ隊列が、砂塵の中で崩れる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 58(ローマ 28 ・ キンブリ 30)
歴史的概要
キンブリの前列は鎖で互いを繋いで逃げられないようにした。暑さと砂塵の中でローマの職業軍が押し切り、婦女子の車陣まで含めて族ごと消える。
主な武将
ローマ: ガイウス・マリウス、クィントゥス・ルタティウス・カトゥルス、スッラ(この戦功を巡って後に対立)/キンブリ: ボイオリクス(討死)、鎖で繋がれた前列、車陣
史料
プルタルコス『マリウス伝』、フロルス

スッラの内戦とミトリダテス戦争 BC82 〜 BC69

コッリナ門の戦い

SP-26 · BC82年 · 市門の前で、夜通し戦う

規模
中量 m(〜45分)/ 11ターン / 駒 56(スッラ派 28 ・ マリウス派サムニウム 28)
歴史的概要
ローマ市の城門の目の前で、左翼が崩れて門へ押し込まれながら、右翼のクラッススが勝って戦局を返した。勝ったスッラは捕虜数千を市内で処断し、独裁官となる。
主な武将
スッラ派: ルキウス・コルネリウス・スッラ(左翼で崩れる)、マルクス・リキニウス・クラッスス(右翼で勝つ)/マリウス派: ポントゥス・テレシヌス(討死)、ランポニウス、カリナ
史料
プルタルコス『スッラ伝』、アッピアノス『内乱記』1巻、ウェレイウス

ティグラノケルタの戦い

SP-27 · BC69年 · 「使者には少なく、軍勢には多すぎる」

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 52(ローマ 20 ・ アルメニア 32)
歴史的概要
十倍以上のアルメニア軍を前に、ルクッルスは重装騎兵の背後の丘へ回り込み、馬の足を狙って崩した。数に頼った側が、自分の騎兵に自分の歩兵を踏ませて壊れる。
主な武将
ローマ: ルキウス・リキニウス・ルクッルス、セクスティリウス、ムレナ/アルメニア: ティグラネス2世(逃走)、カタフラクト(重装騎兵)、寄せ集めの歩兵
史料
プルタルコス『ルクッルス伝』、アッピアノス『ミトリダテス戦争』、カッシウス・ディオ36巻

ガリア戦争 BC57 〜 BC52

サビス河の戦い

CA-1 · BC57年 · 築営中に襲われる

規模
中量 m(〜45分)/ 9ターン / 駒 54(ローマ 26 ・ ベルガエ連合 28)
歴史的概要
宿営地を掘っている最中に、対岸の森からネルウィイ族が全速で突っ込んできた。軍団は隊列を作る間もなく、カエサル自身が盾を奪って最前列で戦い、遅れて着いた第10軍団と輜重隊の到着でようやく持ち直す。
主な武将
ローマ軍: ユリウス・カエサル(最前列で戦う)、ティトゥス・ラビエヌス(第10軍団・反撃)、プブリウス・クラッスス、百人隊長バクルス(負傷)/ベルガエ連合: ボドゥオグナトゥス(ネルウィイ族長)、アトレバテス族、ウィロマンドゥイ族

ゲルゴウィアの戦い

CA-2 · BC52年 · カエサル唯一の明白な敗北

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 50(ローマ 26 ・ ガリア連合 24)
歴史的概要
丘の上の城市へ陽動をかけて城壁の一線を取ったが、兵が勝手に勢いづいて坂を登り続け、引き返せなくなった。百人隊長46名を含む700名を失って撤退する。
主な武将
ローマ軍: カエサル(撤退の命令が届かない)、百人隊長ルキウス・ファビウス(討死)、マルクス・ペトロニウス(討死)/ガリア連合: ウェルキンゲトリクス、アエドゥイ族(この戦いを境に離反)

アレシアの戦い

CA-3 · BC52年 · 内と外の二重の壁

規模
重量 w(45分超)/ 20ターン / 駒 80(ローマ 34 ・ ガリア軍(籠城+外の援軍) 46)
歴史的概要
丘の城塞に立てこもるウェルキンゲトリクスを囲むため、カエサルは内向きの包囲線(対城壁)と外向きの防衛線(対援軍)を二重に築いた。25万と伝わるガリア援軍が外から、籠城軍が内から同時に襲い、モン・レアの手薄な一点が破られかける。
主な武将
ローマ軍: カエサル(赤いマントで駆けつける)、ラビエヌス(決定的な反撃)、マルクス・アントニウス、トレボニウス、ゲルマン騎兵隊/ガリア軍: ウェルキンゲトリクス(降伏)、ウェルカッシウェッラウヌス(外の援軍・弱点を突く)、コンミウス、エポレドリクス

ローマ内戦 BC49 〜 BC31

イレルダ・丘の争奪

CA-6 · BC49年 · 前へ出すぎて、狭い尾根で退がれなくなる

規模
軽量 l(〜20分)/ 6ターン / 駒 25(カエサル軍 12 ・ ポンペイウス派 13)
歴史的概要
町と自陣の間にある細い尾根を取ろうとした第9軍団が、勢い余って敵を町の壁際まで追い、急斜面の狭い尾根の上で退がれなくなった。数時間、幅の無い場所で押し合ったのち、部隊を入れ替えながら辛うじて引き上げる。この戦役全体は40日の機動戦で、決戦は一度も起きない——アフラニウスらは水と補給を断たれて降伏した。
主な武将
カエサル軍: ユリウス・カエサル、第9軍団(前へ出すぎる)、ファビウス、デキムス・ブルトゥス/ポンペイウス派: アフラニウス、ペトレイウス、ウァロ(別動)

ファルサロスの戦い

E-4 · BC48年

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(カエサル軍 24 ・ ポンペイウス軍 30)
歴史的概要
カエサルが騎兵の陰に隠した歩兵連隊(伏兵第4ライン)で敵騎兵を破る。
主な武将
- カエサル派: ガイウス・ユリウス・カエサル(総指揮)、マルクス・アントニウス(左翼)、ドミティウス・カルウィヌス(中央)、プブリウス・コルネリウス・スラ(右翼) - ポンペイウス派: グナエウス・ポンペイウス(総指揮・逃亡)、メテッルス・スキピオ(中央)、ティトゥス・ラビエヌス(騎兵指揮)

ゼラの戦い

SP-28 · BC47年 · 来た、見た、勝った

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 42(ローマ 20 ・ ポントゥス 22)
歴史的概要
ファルナケス2世は丘を駆け上がってカエサルの陣地工事へ突っ込んだ。斜面を登り切った所で疲れた敵を、カエサルは整えた軍団で押し返す。四時間で終わり、例の三語が書かれた。
主な武将
ローマ: ユリウス・カエサル、第6軍団(消耗した古参)/ポントゥス: ファルナケス2世、鎌付き戦車
史料
『アレクサンドリア戦記』、プルタルコス『カエサル伝』、スエトニウス

タプソスの戦い

CA-4 · BC46年 · 兵が命令を待たずに攻め始める

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 58(カエサル軍 28 ・ 元老院派 30)
歴史的概要
陣を築いている元老院派へ、ローマ兵が司令官の合図を待たずにラッパを吹き鳴らして突撃を始めた。カエサルは止められず、そのまま先頭に立つ。象は投石で暴れて自軍を踏み、スキピオもユバも逃げて自決した。
主な武将
カエサル軍: カエサル(自軍に引きずられる)、第5軍団(対象部隊=以後「アラウダエ=象の紋章」)/元老院派: メテッルス・スキピオ、ユバ1世(ヌミディア王・象)、アフラニウス、ラビエヌス

ムンダの戦い

CA-5 · BC45年 · 「これまでは勝つために、今日は生きるために戦った」

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 48(カエサル軍 24 ・ ポンペイウス派 24)
歴史的概要
急斜面の上に構えたポンペイウス派へ、正面から登る以外に手がなかった。8時間の押し合いで一歩も動かず、カエサルは自軍の前へ出て叱咤し、ようやく敵が崩れる。ラビエヌスは討死、ポンペイウスの長子も逃走先で殺された。
主な武将
カエサル軍: カエサル、第10軍団、ボグド王(モーリタニア騎兵)/ポンペイウス派: グナエウス・ポンペイウス(長子・討死)、セクストゥス・ポンペイウス、ティトゥス・ラビエヌス(かつての片腕・討死)、アッティウス・ウァルス

フォルム・ガッロールムの戦い

SP-29 · BC43年 · 道の両側の沼で、縦列のまま戦う

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 46(アントニウス 22 ・ 元老院軍 24)
歴史的概要
道の両側が沼で、部隊は道の上に縦に並んだまま戦った。士官学校のような整然とした沈黙のうちに戦われ、勝ったアントニウスは帰り道でもう一度襲われて負ける。
主な武将
アントニウス派: マルクス・アントニウス/元老院軍: ガイウス・ウィビウス・パンサ(致命傷)、アウルス・ヒルティウス(増援・のちフォルム・ガッロールムの後に戦死)、オクタウィアヌス(陣に残る)
史料
キケロ『書簡集』(セルウィウス・ガルバの従軍報告)、アッピアノス3巻

フィリッピの戦い

SP-30 · BC42年 · 早合点で自害する

規模
重量 w(45分超)/ 16ターン / 駒 76(三頭派 38 ・ 共和派 38)
歴史的概要
第一戦ではブルートゥスが勝ち、カッシウスが負けたが、カッシウスは味方の勝報を敵の到来と見誤って自害した。三週間後の第二戦でブルートゥスも敗れ、共和政が終わる。
主な武将
三頭派: マルクス・アントニウス、オクタウィアヌス(病で陣を離れる)/共和派: マルクス・ユニウス・ブルートゥス(勝って、のち自害)、ガイウス・カッシウス・ロンギヌス(早合点で自害)、メッサラ
史料
プルタルコス『ブルートゥス伝』『アントニウス伝』、アッピアノス4巻、カッシウス・ディオ47巻

アクティウムの海戦

SP-31 · BC31年 · 突破するつもりで来た艦隊が、半分だけ抜ける

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 56(アントニウス・クレオパトラ 26 ・ オクタウィアヌス 30)
歴史的概要
アントニウス側は封じ込められた湾から脱出するのが目的で、勝つ必要はなかった。クレオパトラの60隻は帆を上げて抜けたが、残りは湾内に取り残され、陸の軍も降伏する。
主な武将
アントニウス側: マルクス・アントニウス、クレオパトラ7世(先に抜ける)、プブリコラ、ソシウス/オクタウィアヌス側: マルクス・ウィプサニウス・アグリッパ、オクタウィアヌス、アルルンティウス
史料
プルタルコス『アントニウス伝』、カッシウス・ディオ50巻、ウェレイウス

ゲルマニア戦役 9 〜 16

トイトブルク森の戦い

SP-32 · 9年 · 三日かけて、行軍列のまま消える

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 58(ローマ 30 ・ ゲルマン 28)
歴史的概要
案内役のアルミニウスに導かれ、輜重と家族を連れた行軍列のまま森と沼の細道へ入った3個軍団が、三日にわたり縦列の各所を襲われて消えた。アウグストゥスは「ウァルスよ、軍団を返せ」と壁に頭を打ちつけたという。
主な武将
ローマ: プブリウス・クィンクティリウス・ウァルス(自害)、ヌモニウス・ウァラ(騎兵で逃走)、ケイオニウス(降伏)、エッギウス(最後まで戦う)/ゲルマン: アルミニウス(ローマ軍で訓練を受けた)、セゲステス(ローマ側に通報した親ローマ派)、ケルスキ・マルシ・ブルクテリ諸族
史料
タキトゥス『年代記』1巻、カッシウス・ディオ56巻、ウェレイウス2巻、カルクリーゼの遺跡

イドゥイスタウィソの戦い

SP-33 · 16年 · 六年後、同じ相手に同じ森で勝ち返す

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 56(ローマ 30 ・ ゲルマン 26)
歴史的概要
ゲルマニクスはウェーザー川と丘に挟まれた平地へゲルマン軍を誘い出し、森から出た所を八段に重ねた隊列で押した。トイトブルクの雪辱だが、翌年ローマは結局ライン川まで退く。
主な武将
ローマ: ゲルマニクス、セイウス・トゥベロ、弓兵と補助軍/ゲルマン: アルミニウス(血まみれで脱出)、イングイオメルス(叔父)
史料
タキトゥス『年代記』2巻

ブリタンニアの反乱 61 〜 83

ワトリング街道の戦い

SP-34 · 61年 · 背中を峡谷に預けて、10倍を迎える

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 50(ローマ 20 ・ ブリトン 30)
歴史的概要
スエトニウス・パウリヌスは背後を森、両側を斜面に囲まれた谷の口を選んで布陣した。数で勝るブリトン軍は正面の狭い口へ押し込むしかなく、退こうとすると自軍が持ち込んだ荷車の列が邪魔をして逃げられなかった。
主な武将
ローマ: ガイウス・スエトニウス・パウリヌス、第14軍団、第20軍団の分遣隊、援軍を断った第2軍団(ポエニウス・ポストゥムス・自害)/ブリトン: ボウディッカ(イケニ族の女王)、娘たち、トリノウァンテス族、見物に来た家族の荷車の列
史料
タキトゥス『年代記』14巻・『アグリコラ』、カッシウス・ディオ62巻

モンス・グラウピウスの戦い

SP-35 · 83年 · 補助軍だけで勝ち、軍団は座って見ている

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(ローマ 26 ・ カレドニア 28)
歴史的概要
アグリコラは軍団兵を後ろに座らせたまま、補助軍だけで斜面の敵に当たらせた。「彼らは荒野を作り、それを平和と呼ぶ」の演説が記録された戦い。
主な武将
ローマ: グナエウス・ユリウス・アグリコラ、バタウィ・トゥングリ補助軍、予備の軍団(最後まで動かない)/カレドニア: カルガクス、戦車隊
史料
タキトゥス『アグリコラ』

帝国の内戦と三世紀の危機 197 〜 312

ルグドゥヌムの戦い

SP-36 · 197年 · 15万が一日で潰し合う

規模
重量 w(45分超)/ 16ターン / 駒 80(セウェルス 42 ・ アルビヌス 38)
歴史的概要
帝位をめぐる二人の将軍がローマ史上最大級の兵力を一日でぶつけ、セウェルスは落馬して一度は敗走しかけた。ライタスの騎兵が遅れて到着し、勝敗が返る。
主な武将
セウェルス派: セプティミウス・セウェルス(落馬)、ユリウス・ライタス(遅れて到着)/アルビヌス派: クロディウス・アルビヌス(自害)、ブリタンニア軍団
史料
カッシウス・ディオ76巻、ヘロディアノス3巻

エデッサの戦い

SP-37 · 260年 · ローマ皇帝が捕虜になる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 52(ローマ 26 ・ サーサーン 26)
歴史的概要
疫病で弱った軍を率いたウァレリアヌスは包囲され、交渉の場で捕らえられた。ローマ皇帝が敵の手に落ちた唯一の例で、シャープール1世は岩壁にその場面を彫らせた。
主な武将
ローマ: ウァレリアヌス(捕虜)、スッケッシアヌス/サーサーン朝: シャープール1世、重装騎兵
史料
シャープール1世の碑文(ナクシェ・ロスタム)、ゾシモス、『ローマ皇帝群像』

ナイススの戦い

SP-38 · 268年 · 帝国が持ち直す一日

規模
中量 m(〜45分)/ 11ターン / 駒 56(ローマ 26 ・ ゴート 30)
歴史的概要
数で勝るゴート軍に対し、ローマは後退を装って山道へ誘い込み、待ち伏せた部隊で挟んだ。三世紀の危機の底で、帝国が立ち直る転機になった。
主な武将
ローマ: クラウディウス2世ゴティクス、アウレリアヌス(騎兵・のちの皇帝)/ゴート: 諸族の連合、荷車の陣
史料
ゾシモス1巻、ゾナラス、『ローマ皇帝群像』

ミルウィウス橋の戦い

SP-39 · 312年 · 舟橋が自分の背後で壊れる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(コンスタンティヌス 24 ・ マクセンティウス 30)
歴史的概要
マクセンティウスは城壁に籠らず川を渡って出た。押し返されたとき、退路は自分で架けた仮の舟橋一本しかなく、そこで崩れて溺れた。この戦いの前の幻視がキリスト教公認へつながる。
主な武将
コンスタンティヌス側: コンスタンティヌス1世、ガリア軍団、騎兵/マクセンティウス側: マクセンティウス(溺死)、近衛隊(最後まで崩れず全滅)
史料
ラクタンティウス、エウセビオス『コンスタンティヌス伝』、ゾシモス2巻、パネギュリクス

ローマ帝国末期の内戦・防衛戦と民族移動 351 〜 507

ムルサの戦い

SP-40 · 351年 · 勝った側も帝国も二度と戻らない

規模
重量 w(45分超)/ 14ターン / 駒 74(コンスタンティウス 38 ・ マグネンティウス 36)
歴史的概要
内戦の会戦としては最大級で、両軍あわせて5万以上が失われた。勝ったコンスタンティウス2世も精鋭を失い、以後ローマは国境の敵に対して人手が足りなくなる。
主な武将
コンスタンティウス派: コンスタンティウス2世(教会で戦果を待つ)、メナソス(重装騎兵)/マグネンティウス派: マグネンティウス(のち自害)、ガリア軍団
史料
ゾシモス2巻、エウトロピウス、ユリアヌス『演説』

アルゲントラトゥムの戦い

SP-41 · 357年 · 1万3千で3万を、日暮れまでに

規模
中量 m(〜45分)/ 11ターン / 駒 56(ローマ 24 ・ アラマンニ 32)
歴史的概要
ユリアヌスは兵に「日暮れまで待とう」と言われても押し、アラマンニの重装の楔が中央を割った所を、予備で塞いで押し返した。ライン川へ追い落として国境を回復する。
主な武将
ローマ: ユリアヌス(副帝)、セウェルス、バタウィ・コルヌティ隊/アラマンニ: クノドマリウス(捕虜)、セラピオ、穴を掘って隠れた分隊
史料
アンミアヌス・マルケリヌス16巻

アドリアノープルの戦い

E-5 · 378年

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 52(ローマ 26 ・ ゴート 26)
歴史的概要
ゴート重騎兵がローマ軍の側面ZOCを奇襲。皇帝戦死(サドンデス)。
主な武将
- 西ゴート・オストロゴート軍: フリティゲルン(西ゴート指導者)、アラタイウス&サフラクス(オストロゴート騎兵指揮) - 東ローマ軍: ウァレンス帝(討死・サドンデス)、セバスティアヌス将軍(討死)、リコメレス将軍

フリギドゥス川の戦い

SP-42 · 394年 · 風が顔へ吹きつける二日間

規模
中量 m(〜45分)/ 12ターン / 駒 58(テオドシウス 30 ・ エウゲニウス 28)
歴史的概要
初日、ゴート人部隊を先に突っ込ませて1万を失った。二日目、ボラ(山颪)が敵の顔へ吹きつけて矢が戻され、加えて敵の指揮官が寝返って隘路が開く。
主な武将
テオドシウス側: テオドシウス1世、アラリック(この時はまだローマ側のゴート部隊)、スティリコ、ガイナス/エウゲニウス側: エウゲニウス(処刑)、アルボガスト(自害)、寝返るアルビヌス隊
史料
アンビュロシウス、ルフィヌス、ゾシモス4巻、オロシウス

ポッレンティアの戦い

SP-43 · 402年 · 復活祭の朝に襲う

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 48(ローマ 24 ・ 西ゴート 24)
歴史的概要
スティリコは復活祭の朝、ゴート軍が祝いのために武装を解いた所を襲った。アラリックの妻子と財宝を奪ったが、追撃は徹底されず、八年後のローマ略奪へ続く。
主な武将
ローマ: スティリコ、サウル(アラン人騎兵・討死)/西ゴート: アラリック1世、輜重と家族
史料
クラウディアヌス『ゴート戦争』、オロシウス、プロスペル

カタラウヌムの戦い

E-6 · 451年

規模
中量 m(〜45分)/ 14ターン / 駒 68(ローマ・西ゴート連合 34 ・ フン連合 34)
歴史的概要
西ローマ・ゴート連合軍 vs アッティラ(フン族)。高地ヘクス(VP)をめぐる大野戦。
主な武将
- 西ローマ・同盟軍: エティウス(西ローマ将軍・「最後のローマ人」)、テオドリック1世(西ゴート王・討死)、トリスモンド(テオドリックの子・後継) - フン族・同盟軍: アッティラ(フン族王)、アルダリック(ゲピード王・同盟)、ワラメール(オストロゴート王)

ネダオ川の戦い

SP-44 · 454年 · フン帝国が息子たちの喧嘩で割れる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 56(属族連合 30 ・ フン 26)
歴史的概要
アッティラの死後、帝国の分け前をめぐって息子たちと属族が争った。ゲピド族のアルダリックが連合を率い、フンの長子エラクが討たれて、フン帝国は一日で解けた。
主な武将
属族連合: アルダリック(ゲピド)、東ゴート三兄弟、ルギ・スキリ・ヘルリ族/フン: エラク(討死)、デンギジク、エルナク
史料
ヨルダネス『ゲティカ』

ヴーイエの戦い

SP-45 · 507年 · 王同士が馬上で殺し合う

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 50(フランク 26 ・ 西ゴート 24)
歴史的概要
クローヴィスは西ゴート王アラリック2世を自ら討ち取り、南ガリアからゴートを追い出した。西ゴートはイベリアへ退き、フランクの王国がガリアに定まる。
主な武将
フランク: クローヴィス1世、テウデリク(長子)、ブルグント援軍/西ゴート: アラリック2世(討死)、ゴート騎兵、ローマ系住民の部隊
史料
トゥールのグレゴリウス『フランク史』2巻、イシドルス

ユスティニアヌスの再征服 530 〜 778

ダラの戦い

SP-46 · 530年 · 塹壕を掘ってから待つ

規模
中量 m(〜45分)/ 11ターン / 駒 56(東ローマ 24 ・ サーサーン 32)
歴史的概要
ベリサリウスは城外にコの字型の塹壕を掘り、その後ろに兵を置いて待った。ペルシアは塹壕の切れ目へ押し込むしかなく、両翼の騎兵が横から出て包んだ。
主な武将
東ローマ: ベリサリウス、ヘルモゲネス、フン族の傭兵騎兵(両翼)、ファラス(ヘルリ族)/サーサーン朝: ペーローズ、不死隊、バレスマナス(討死)
史料
プロコピオス『戦史』1巻

カリニクムの戦い

SP-47 · 531年 · 復活祭の日に、部下に押されて戦う

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 52(東ローマ 26 ・ サーサーン 26)
歴史的概要
ベリサリウスは戦いたくなかったが、部下に臆病者と言われて押し切られた。川を背にした苦しい位置で戦い、退きながら川岸の島へ籠って全滅を免れる。
主な武将
東ローマ: ベリサリウス、アスカン(討死)、部下に押される指揮/サーサーン朝: アザレテス(王に叱責される)、アル=ムンジル(ラフム族)
史料
プロコピオス『戦史』1巻、マラーラス

アド・デキムムの戦い

SP-48 · 533年 · 三隊に分けた待ち伏せが、順番を間違える

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 50(東ローマ 26 ・ ヴァンダル 24)
歴史的概要
ヴァンダル王ゲリメルは三隊で挟むつもりだったが、各隊の到着がずれて一つずつ潰された。王自身は弟の死体を見つけて指揮を止め、埋葬を始めてしまう。
主な武将
東ローマ: ベリサリウス、ヨハネス(先鋒)、フン族騎兵/ヴァンダル: ゲリメル(弟の死で我を失う)、アンマタス(討死)、ギバムンド(討死)
史料
プロコピオス『戦史』3巻(ヴァンダル戦争)

タギナエの戦い

SP-49 · 552年 · 下馬した弓兵が、突撃してくる騎兵を待つ

規模
中量 m(〜45分)/ 11ターン / 駒 58(東ローマ 30 ・ 東ゴート 28)
歴史的概要
ナルセスは両翼に下馬した弓兵を三日月形に置き、中央へ突っ込んできたゴート騎兵を横から撃った。ゴート王トティラは討たれ、イタリアの東ゴート王国が終わる。
主な武将
東ローマ: ナルセス(宦官の総司令)、ヨハネス、下馬弓兵の両翼、ランゴバルド傭兵/東ゴート: トティラ(討死)、テイア(後継・翌年戦死)
史料
プロコピオス『戦史』8巻、ヨルダネス、アガティアス

モンス・ラクタリウスの戦い

SP-50 · 553年 · 山を下りて、徒歩で最後まで

規模
軽量 l(〜20分)/ 9ターン / 駒 44(東ローマ 24 ・ 東ゴート 20)
歴史的概要
山に追い上げられた東ゴートの残りは、馬を捨てて徒歩の密集で降りてきた。テイア王は盾に12本の槍を受けながら戦い、討たれた後もゴート兵は二日戦い続けた。
主な武将
東ローマ: ナルセス、ランゴバルド・ヘルリ傭兵/東ゴート: テイア(討死)、アリガルン、最後まで降伏しない残存兵
史料
プロコピオス『戦史』8巻、アガティアス1巻

カシリヌムの戦い

SP-51 · 554年 · 楔の頭が、崩れずに囲まれる

規模
中量 m(〜45分)/ 10ターン / 駒 54(東ローマ 28 ・ フランク=アラマンニ 26)
歴史的概要
フランク・アラマンニ連合は猪頭(楔)の隊形で中央を割ったが、ナルセスは両翼の弓騎兵で楔の側面を撃ち続け、割った側が袋に入る形になった。
主な武将
東ローマ: ナルセス、ヘルリ族のシンドゥアル(遅参)、両翼の弓騎兵/フランク=アラマンニ: ブトリン(討死)、レウタリス(別動・病死)
史料
アガティアス2巻

ロンスヴォーの戦い

SP-52 · 778年 · 谷底の後衛が、山の上から石を落とされる

規模
軽量 l(〜20分)/ 8ターン / 駒 40(フランク後衛 18 ・ バスク 22)
歴史的概要
スペインから戻るカール大帝の軍の後衛と輜重だけが、峠の細道でバスク人に襲われた。『ローランの歌』の原型になったが、実際は一日で終わる待ち伏せである。
主な武将
フランク: ローラン(ブルターニュ辺境伯フルオドランドゥス・討死)、エギハルド、アンセルム/バスク: 山の民(指揮官名は伝わらない)
史料
アインハルト『カール大帝伝』、『王国年代記』