チャタヌーガの戦い
1863年 · 北米 重量
北軍 — 南軍 · 14ターン · 駒 76
ブリーフィング
Chickamauga! Chickamauga!
「チカマウガ!チカマウガ!」――麓の塹壕へ駆けたカンバーランド軍の兵の叫び(9月の敗北の名)
テネシー州、チャタヌーガ。9月にチカマウガで敗れた北軍のカンバーランド軍は、この町に閉じ込められた。南軍のブラッグは東のミッショナリー・リッジと南西のルックアウト山から町を囲み、兵糧を断った。10月にグラントが着き、ブラウンズ・フェリーに舟橋をかけて補給線を開いた。シャーマンのテネシー軍も着いた。
1863年11月24日の朝8時。西ではフッカーがルックアウト山を霧の中で攻めようとしている。北ではシャーマンが前夜からテネシー川を舟橋で渡り、尾根の北端トンネル・ヒルへ向かう。町の東、前日に取ったオーチャード・ノブには、グラントとトマスがいる。ミッショナリー・リッジの麓には南軍の塹壕、斜面の上には砲100門が並ぶ。
【北軍の勝ち方】一度に動かせるのは11駒。25日の午後のT11(14時、15時40分の合図の砲を含む)からは21駒になる(麓の塹壕だけを取れと命じられた兵が、命令を待たずに尾根を登った)。24日の夜(T6)は夜間ターンで、戦闘は起きない。拠点はチャタヌーガ(20点)とオーチャード・ノブ(10)を持って始まり、南軍のブラッグの本営(30)・トンネル・ヒル(20)・ルックアウト山(20)・ロスヴィル・ギャップ(10)を取れば点差が開く。テネシー川は北軍の舟橋(ブラウンズ・フェリーとシャーマンの渡し)でしか渡れない。勝利線は0。北軍から見た点差が0を上回れば、史実よりよく戦ったことになる。
【南軍の勝ち方】一度に動かせるのは12駒。尾根(山の斜面・防御×2)と麓の塹壕(陣地の辺)で守る。クレバーンはトンネル・ヒルでシャーマンを止められるか。ルックアウト山を捨てる時機も問われる。
【指揮官】北軍:グラント(Grant)/カンバーランド軍のトマス(Thomas)、第4軍団のグレンジャー(Granger)・第14軍団のパーマー(Palmer)、ベアード・ウッド・シェリダン・ジョンソンの師団の旅団(ウィリック〈Willich〉・ヘイゼン・ワグナー・ハーカーほか)/テネシー軍のシャーマン(Sherman)とユーイング・M・L・スミス・J・E・スミスの師団(コース〈Corse〉・ルーミスほか)、第11軍団のハワード(Howard)とブッシュベック、J・C・デイヴィス/ルックアウト谷のフッカー(Hooker)、ギアリー・オスターハウス・クラフトの師団。
南軍:ブラッグ(Bragg)/ハーディ(Hardee)・ブレッキンリッジ(Breckinridge)の軍団/尾根の北端のクレバーン(Cleburne)とテキサス旅団(J・A・スミス)ほか/ウォーカー・スティーヴンソン・チータム(ジャクソン)・アンダーソン(ヒンドマンの師団)・ベイト(ブレッキンリッジの師団)・スチュアートの旅団/ルックアウト山のウォルソール・ムーア・ペタス/ホイーラーの騎兵。
【この盤で試せる判断】
・(北軍)24日のうちにルックアウト山を取りに行くか。取れば25日にフッカーを南のロスヴィルへ回せる。
・(北軍)主攻をトンネル・ヒルに置くか、中央の尾根に置くか。枠が増えるのは25日の午後だけである。
・(南軍)ルックアウト山の3個旅団を夜のうちに尾根へ戻すか。
【結末】24日、フッカーは霧の中でルックアウト山の中腹の棚(クレイヴンズの家)まで攻め上がり、南軍はその夜、山を捨てて尾根へ移った。翌朝、山頂に星条旗が揚がった(「雲の上の戦い」)。25日、グラントの主攻はシャーマンによるトンネル・ヒルだったが、クレバーンは巧みに兵を動かして攻撃を何度も退け、16時の逆襲でシャーマンの兵を追い落とした。14時半、グラントはシャーマンを助けるために、トマスの4個師団へ麓の塹壕を取るよう命じた。15時40分の合図の砲で2万3千の兵が平地を駆け、塹壕を取ったが、尾根の上から撃たれて止まれなくなった。ウィリックの散兵が命令なしに斜面を登りはじめ、旅団が、師団がそれに続いた。シェリダンは「麓か頂か」を問う使いの返事を待たずに兵を送った。稜線は数か所で破られ、南軍の中央は崩れた。ブラッグはジョージアへ退き、クレバーンが殿を務めた。翌年、シャーマンはここからアトランタへ向かう。
霧の山の上に、旗が揚がった
北の丘では、クレバーンが動かなかった
命令は、麓の塹壕までだった
塹壕で、上から撃たれた
兵は、誰の命令も待たずに登った
稜線の上で、チカマウガの名を叫んだ
部隊と時刻は英語圏の研究(Cozzens『The Shipwreck of Their Hopes』ほか)に拠る。盤は旅団の単位で、師団・軍団の長は別の駒にした。二日を1枚に通すため、1ターンを2時間とし、24日の夜を1ターンに畳んだ。
1ヘクス=500m、1ターン=2時間、1CS≒1,200名。T1=11月24日08:00、T6=24日夜、T7=11月25日06:00、T11=14:00、T14=20:00。
地図
チャタヌーガ
チカマウガ(9月の敗北)
→ ノックスヴィル(ロングストリート)
→ ナッシュヴィル(補給)
→ アトランタ
テネシー川
ルックアウト山(24日・雲の上の戦い)
ミッショナリー・リッジ
トンネル・ヒル(クレバーン)
シャーマン(主攻)
トマス(麓の塹壕だけ、のはずが)
オーチャード・ノブ(グラント)
フッカー
ロスヴィル・ギャップ
テネシー川
チャタヌーガ