ウィルダネスの戦い
1864年 · 北米 重量
北軍(ポトマック軍) — 南軍(北バージニア軍) · 12ターン · 駒 67
ブリーフィング
"Go back to your command, and try to think what we are going to do ourselves, instead of what Lee is going to do."
「持ち場へ戻り、リーが何をするかではなく、われわれ自身が何をするかを考えたまえ」――グラント、5月6日の夜、北軍の右が崩れたと騒ぐ将校に(ホレス・ポーターの回想)
道の外へ出るか。
この盤の9割は森である。一年前、同じ森のすぐ東でフッカーがチャンセラーズヴィルに負けた。二次林と藪が視界を数十メートルに縮め、道を外れた兵は1ターンに2升しか進めない。東西に二本の道がある。北のオレンジ・ターンパイクと、南のオレンジ・プランク道。そして東の縁をブロック道が南北に走り、二本の道の東の端をつなぐ。
5月5日の正午、ラピダン川を渡ったばかりの北軍は、森の中で南軍と行き当たった。北ではウォーレンの第V軍団がソーンダーズ・フィールドの開けた畑の向こうにユーエルの軍団を見つけ、南ではゲッティの師団がブロック道とプランク道の十字路にヒルの軍団より一足先に着いた。ハンコックの第II軍団は、ブロック道を南から縦隊で上がってくる。
【北軍の勝ち方】一度に動かせるのは16駒。十字路(30点)とウィルダネス酒場(10)を持って始まる。ウィドウ・タップの畑(20・リーの本営とポーグの砲列)、ソーンダーズ・フィールド(10)、パーカーズ・ストア(10)が南軍の側にある。勝利線は0。北軍から見た点差が0を上回れば勝ち。T5(6日の夜明け)に第IX軍団(Burnside)が北のジャーマンナ道から着く。
【南軍の勝ち方】一度に動かせるのは14駒。ヒルの軍団は薄く、夜のうちに陣を固めなかった。T6〜T7、ロングストリートの第1軍団が西のプランク道から、その一部(Mahone・Wofford・G.T. Anderson)は南の未成の鉄道の切り通しから着く。切り通しは森の中の数少ない「横へ動ける道」である。
【指揮官】北軍:グラント(Grant)/ミード(Meade)/第V軍団 ウォーレン(Warren)・グリフィン(Griffin)・エアーズ(Ayres・正規兵)・バートレット(Bartlett)・ワズワース(Wadsworth・6日に致命傷)・カトラー(Cutler・鉄の旅団)・ライス(Rice)・クロフォード(Crawford)・ロビンソン(Robinson)/第VI軍団 セジウィック(Sedgwick)・ライト(Wright)・アプトン(Upton)・シーモア(Seymour・6日夕に捕虜)・シェイラー(Shaler・同)・リケッツ(Ricketts)・ゲッティ(Getty)・ウィートン(Wheaton)・L・A・グラント(L.A. Grant・バーモント旅団)/第II軍団 ハンコック(Hancock)・バーニー(Birney)・モット(Mott)・A・ヘイズ(A. Hays・5日に戦死)・ギボン(Gibbon)・バーロウ(Barlow)・ウェッブ(Webb)・キャロル(Carroll)/第IX軍団 バーンサイド(Burnside)・ポッター(Potter)・ウィルコックス(Willcox)・スティーヴンソン(Stevenson)。
南軍:リー(Lee)/ポーグの砲列(Poague)/第2軍団 ユーエル(Ewell)・J・M・ジョーンズ(J.M. Jones・5日に戦死)・スチュアート(Steuart)・ストーンウォール旅団(Walker)・スタッフォード(Stafford・致命傷)・バトル(Battle)・ドールズ(Doles)・ダニエル(Daniel)・ラムサー(Ramseur)・ゴードン(Gordon)・ペグラム(Pegram)・ヘイズ(Hays)/第3軍団 A・P・ヒル(A.P. Hill)・ヘス(Heth)・カークランド(Kirkland)・クック(Cooke)・デイヴィス(Davis)・H・H・ウォーカー(H.H. Walker)・ウィルコックス(Wilcox)・レイン(Lane)・スケールズ(Scales)・マクゴーワン(McGowan)・トーマス(Thomas)/第1軍団 ロングストリート(Longstreet・6日に味方に撃たれ重傷)・テキサス旅団(Gregg)・ロー旅団(Perry)・ベニング(Benning)・カーショー(Kershaw)・ハンフリーズ(Humphreys)・ウォフォード(Wofford)・マホーン(Mahone)・G・T・アンダーソン(G.T. Anderson)。
【この盤で試せる判断】
・(北)夜明け(T5)に、プランク道の上を押すか。押せばヒルの軍団は崩れるが、その先にロングストリートが来る。
・(北)第IX軍団を、二つの道の間(チューイング農場)へ入れて南軍を二つに割るか、道の上へ送るか。
・(南)ロングストリートの兵を、プランク道の正面に入れるか、切り通しから横へ回すか。
・(南)ゴードンで、日暮れに北軍の右の端を巻くか。
【結末】6日の夜明け、ハンコックはプランク道を押してヒルの軍団を崩した。ウィドウ・タップの畑で、リーは自ら着いたばかりのテキサス兵の先頭に立とうとし、兵たちに「リーは後ろへ」と馬の手綱を取られた。11時、切り通しを抜けたロングストリートの兵がハンコックの左を巻き、北軍はブロック道の胸壁まで押し戻された。そのすぐ後、ロングストリートは味方に撃たれ、攻勢は止まった。夕方、北の端でゴードンが北軍の右を巻き、シーモアとシェイラーが捕らわれた。森は燃え、動けない負傷兵の上を火が走った。北軍は約1万7千、南軍は約1万1千を失った。7日の夜、グラントの軍は北へ退かず、南のスポットシルヴェニアへ向かった。それを知った兵たちは、暗い道の上で歓声を上げたという。
道の外は、二升しか歩けなかった
リーは後ろへ、と兵が言った
切り通しを通った兵だけが、横へ回れた
森が燃え、二日が過ぎた
リーが何をするかでなく、自分たちが何をするか
軍は、北ではなく南へ曲がった
両軍とも旅団と師団を混ぜた駒にまとめた。5日の夜は時計の印で飛ばした(T4=5日18時の次はT5=6日5時)。森の中の小さな開墾地の多くは畳み、名のある畑だけを残した。
1ヘクス=250m、1ターン=2時間、1CS≒1,200名。T1=5月5日12:00、T4=18:00、T5=5月6日5:00(夜明けの攻撃)、T6=7:00(ロングストリート)、T8=11:00(切り通しの側面攻撃)、T12=19:00(ゴードン)。
地図
ウィルダネス
ラピダン川
ジャーマンナ浅瀬(5/4 渡河)
チャンセラーズヴィル(1863)
フレデリックスバーグ
オレンジ・コートハウス
スポットシルヴェニア(5/8〜)
→ リッチモンド
グラント、南へ
リー、東へ
オレンジ・ターンパイク
オレンジ・プランク道
ブロック道(北軍の胸壁)
ソーンダーズ・フィールド(5日)
ウィドウ・タップ(Lee to the rear)
未成の鉄道(6日 11時の側面攻撃)
ゴードン(6日夕)
ロングストリート(6日朝)
ハンコック(6日夜明け)