シナリオ

アンティータムの戦い

1862年 · 北米 中量

北軍(ポトマック軍) — 南軍(北バージニア軍) · 12ターン · 駒 58

ブリーフィング

"Here is a paper with which if I cannot whip Bobbie Lee, I will be willing to go home." 「この紙があってボビー・リーを叩けないなら、喜んで家へ帰ろう」――マクレラン、拾われた南軍の作戦命令(特別命令191号)を手にして、9月13日(ギボンの回想) 午前6時、北のトウモロコシ畑。午前10時、中央のくぼ道。午後1時、南の石橋。 この盤では、北軍の三つの攻撃が、この順に、ばらばらに来る。第I軍団(Hooker)は開幕から動け、第XII軍団(Mansfield)は T2 に北の縁から着く。だが、第II軍団(Sumner・Sedgwick・French・Richardson)はプライの浅瀬の東で T2 から、第IX軍団(Burnside)は石橋の東で T4 から、確率で目を覚ます。第V軍団(Porter)は攻められない限り動かない。最後の予備である。 南軍は数で半分に満たない。だがシャープスバーグの町から三つの戦場はどれも近い。リーは一つの戦場が静まるたびに、同じ兵を横へ動かして次を受け止めた。 【北軍の勝ち方】一度に動かせるのは12駒。目の前の拠点はダンカー教会(25点)・トウモロコシ畑(10)・くぼ道(15)・石橋(10)、そして町(30)。勝利線は+40。北軍から見た点差が+40を上回れば勝ち。軍団が起きる順番は変えられない。変えられるのは、起きた軍団をどこへ向けるかである。T5 には第VI軍団(Franklin)が東の縁から着く。 【南軍の勝ち方】一度に動かせるのも12駒。拠点を全部持って始まる。北が静まったら中央へ、中央が静まったら南へ。くぼ道の升には陣地がある(北向きの辺)。T10 に南の縁のハーパーズ・フェリー道から A・P・ヒル(A.P. Hill Light Div)が着く。 【指揮官】北軍:マクレラン(プライ家の本営・駒にしていない)/第I軍団 フッカー(Hooker)・ダブルデイ(Doubleday)・ギボン(Gibbon・鉄の旅団)・リケッツ(Ricketts)・ミード(Meade)/第XII軍団 マンスフィールド(Mansfield・致命傷)・ウィリアムズ(Williams)・グリーン(Greene)/第II軍団 サムナー(Sumner)・セジウィック(Sedgwick)・フレンチ(French)・リチャードソン(Richardson・致命傷)・ミーガー(Meagher・アイルランド旅団)/第IX軍団 バーンサイド(Burnside)・コックス(Cox)・スタージス(Sturgis)・ロッドマン(Rodman・致命傷)・ウィルコックス(Willcox)・クルック(Crook)/第V軍団 ポーター(Porter)・サイクス(Sykes・正規兵)・モレル(Morell)/第VI軍団 フランクリン(Franklin)・スミス(Smith)・スローカム(Slocum)/騎兵 プレザントン(Pleasonton)。 南軍:リー(Lee)/ジャクソン(Jackson)・J・R・ジョーンズ(J.R. Jones)・ロートン(Lawton)・アーリー(Early)・フッド(Hood・テキサス旅団)・スチュアート(Stuart)・ペラム(Pelham・騎馬砲兵)・S・D・リー(S.D. Lee・砲兵)/D・H・ヒル(D.H. Hill)・リプリー(Ripley)・コルキット(Colquitt)・ガーランド旅団(Garland)・ローズ(Rodes)・G・B・アンダーソン(G.B. Anderson・致命傷)/ロングストリート(Longstreet)・トゥームズ(Toombs・石橋のジョージア兵)・ケンパー(Kemper)・ドレイトン(Drayton)・ジェンキンス(Jenkins)・ガーネット(Garnett)・G・T・アンダーソン(G.T. Anderson)/ウォーカー(Walker)・マクローズ(McLaws)・R・H・アンダーソン(R.H. Anderson)/A・P・ヒル(A.P. Hill)・グレッグ(Gregg)・ブランチ(Branch・戦死)・アーチャー(Archer)。 【この盤で試せる判断】 ・(北)起きた第II軍団を、北のダンカー教会へ向けるか、中央のくぼ道へ向けるか。史実のセジウィックは西の森へ入り、三方から撃たれた。 ・(北)石橋を正面から渡るか、南のスネイヴリーの浅瀬へ回るか。 ・(南)北が静まったとき、町の西で休むマクローズとウォーカーをどこへ送るか。 ・(南)A・P・ヒルが着くまで、町の東の丘を持ちこたえられるか。 【結末】夕方、第IX軍団はシャープスバーグの町の手前の丘まで登った。そこへ A・P・ヒルの師団が、ハーパーズ・フェリーから17マイルを歩いて着き、その左を突いた。第IX軍団は石橋の近くまで押し戻された。一日で両軍あわせて約2万3千が死傷した。アメリカの歴史で、一日の戦いとしてこれより多くの血が流れた日は無い。翌18日、両軍は向き合ったまま動かず、その夜リーはポトマック川を渡って帰った。第V軍団と第VI軍団の大半は、ついに戦わなかった。9月22日、リンカーンは奴隷解放予備宣言を出す。11月、マクレランは職を解かれた。   朝はトウモロコシ畑、昼はくぼ道、午後は石橋   同じ兵が、横へ走って三度受け止めた   最後の予備は、動かなかった   17マイルを歩いた師団が、夕方に着いた   紙一枚で叩けたはずの一日は   奴隷解放の五日前になった 両軍とも旅団を師団・旅団の混ざった駒にまとめた。北軍の駒の四角の数字は軍団の番号(1862年9月にはまだ軍団章は無い)。南軍は1862年9月にはまだ軍団制でなく、ジャクソンとロングストリートの「翼」だった。北軍の軍団が起きる時刻は、史実の攻撃の時刻に合わせて確率で置いた。 1ヘクス=200m、1ターン=1時間、1CS≒1,000名。T1=9月17日6:00(トウモロコシ畑)、T5=10:00(くぼ道)、T8=13:00(石橋)、T10=15:00(A・P・ヒル)、T12=17:00。

地図

周辺図(概略) アンティータム ハーパーズ・フェリー(9/15 降伏) サウス・マウンテン(9/14) フレデリック → ワシントン ヘイガーズタウン ポトマック川 メリーランド バージニア A・P・ヒル、17マイル
周辺図(概略)
戦場図(概略) シャープスバーグ トウモロコシ畑(朝) ダンカー教会 くぼ道(昼前) 石橋(午後) アンティータム川 プライ家(マクレランの本営) 第V軍団(最後の予備) A・P・ヒル、17マイル
戦場図(概略)