シナリオ

コリーンの戦い

1757年 · ヨーロッパ 重量

プロイセン軍 — オーストリア軍 · 12ターン · 駒 86

ブリーフィング

Ihr Racker, wollt ihr ewig leben? 「この悪党ども、永遠に生きるつもりか」――フリードリヒ2世、コリーンで斜面を下りてくる兵に(伝) 回るはずだった。 6月18日の午後1時、プロイセン軍はプラハからコリーンへ向かう皇帝街道の上を、東へ長い縦隊で歩いている。南の高地には、ダウンのオーストリア軍が北を向いて線を張っている。王の考えは、街道を東へ進み切り、線の東の端クレチョール(Krzeczhorz)と樫の林を回って横から当てることだった。だが街道沿いの麦畑とホツェミツの村には、クロアチア兵が潜んで撃ってくる。右翼のマンシュタインは、すでに彼らと触れ合っている。 【プロイセン軍の勝ち方】一度に動かせるのは11駒。オーストリア軍は12駒。前衛のヒュルゼン(Hulsen Avantgarde)でクレチョール(25点)と樫の林(10)を取り、高地を東から巻き上げる。正面の斜面は防御が2倍で、中央の高み Przerovsky Hill(25)は正面から登るほど高くつく。開幕に持っているのは街道の村ノヴィミエスト(10)と、来た方角のプラニャニ(15)。勝利線は-35。プロイセン軍から見た点差が-35を上回れば、史実より良くやったことになる。 【オーストリア軍の勝ち方】高地を捨てないこと。東の端は開幕では薄い。ナーダシュディの騎兵とヴィートの予備(Wied Reserve Div.)を東へ寄せ、クレチョールを取り返す。斜面の裏のザクセン軽騎兵とド=リーニュ竜騎兵(5駒)は待機部隊で、T8(午後4時半)から毎ターン確率で起きる(30%から始まり、毎ターン25%ずつ上がる)。攻められるか、隣に来られれば、その場で起きる。 【指揮官】プロイセン:フリードリヒ2世(Frederick II)/本隊を率いたアンハルト=デッサウ公子モーリッツ(Moritz)/前衛ヒュルゼン(Hulsen)/左翼騎兵ツィーテン(Zieten)/トレスコウ(Tresckow・負傷して捕らわれた)/ベーヴェルン公(Bevern)/右翼のマンシュタイン(Manstein)/右翼騎兵ペナヴェール(Pennavaire)/中央へ突っ込んで討たれた騎兵の将クロージク(Krosigk)/ロッホウ胸甲騎兵の連隊長ザイドリッツ(Seydlitz)/ノルマン竜騎兵(Normann)/近衛(Garde)。 オーストリア:ダウン元帥(Daun)/右翼の騎兵ナーダシュディ(Nadasdy)と軽騎兵のハディク(Hadik)/予備のヴィート(Wied)/騎兵の予備セルベローニ(Serbelloni)/ザクセン軽騎兵のベンケンドルフ(Benckendorff)/ド=リーニュ竜騎兵(de Ligne)/クロアチアの国境兵。 【この盤で試せる判断】 ・(普)マンシュタインはクロアチア兵に絡まれている。振り払って東へ歩き続けるか、そのまま斜面へ向き直るか。 ・(普)クレチョールを取ったあと、高地の上を西へ巻くか、正面の斜面にも同時に当てるか。 ・(墺)ザクセンの騎兵を起こすのを待つか、自分から斜面の下へ打って出るか。 【結末】ヒュルゼンはクレチョールと樫の林を取った。だが右翼が早く南へ向き直り、王も本隊を早く旋回させたので、プロイセン軍は回り込む前に正面の斜面へ細切れに吸い込まれた。夕方、斜面の上からザクセンの軽騎兵とド=リーニュ竜騎兵が駆け下り、プロイセンの中央と左が崩れた。プロイセン軍は兵の三分の一を超える一万三千余りを失い、ニンブルクへ退いた。プラハの包囲は解かれ、王はボヘミアを出た。マリア・テレジアはこの日を記念して、軍功の勲章を新しく定めた。王はニンブルクで、水道の管に腰かけ、杖で砂に線を引きつづけていたと伝えられる(伝)。   街道を東へ、縦隊は歩いた   麦畑から、クロアチア兵が撃った   右翼が先に、南を向いた   斜面の上から、ザクセンの騎兵が下りてきた   永遠に生きるつもりはなかった兵が   この日、大王の不敗の名を終わらせた 昼前の行軍と、金の太陽亭から王が敵陣を見た場面は、開幕の配置(縦隊が街道に伸びた所・前衛がクレチョールの前に着いた所)に畳んだ。オーストリアの線は連隊単位でなく、段ごとの数体にまとめた。 1ヘクス=350m、1ターン=30分、1CS≒450名。T1=6月18日13:00、T3=14:00(クレチョール)、T7=16:00(斜面)、T9=17:00(ザクセン騎兵)、T12=18:30。

地図

周辺図(概略) コリーン プラハ(包囲中) コリーン ニンブルク(退いた先) エルベ川 ボヘミア フリードリヒ(プラハの包囲から) ダウンの救援軍
周辺図(概略)
戦場図(概略) 高地のオーストリア軍 クレチョール(東の端) 樫の林 金の太陽亭(王が敵陣を見た) 皇帝街道 回り込む筈だった道 マンシュタイン(早すぎた旋回) クロアチア兵 ザクセン軽騎兵の反撃 ナーダシュディの騎兵
戦場図(概略)